こんにちわふぉとらだです。
すっかり愛用の一品となったChromebook Tab10。
まいにち動画やKindleなどのインプット作業に大活躍となっています。
概ね満足しているのですが、欲が出てくるのが人間というもの。
次はアウトプットに活用したいと思うようになってきました。
具体的には外出先のちょっとした書きもの。
Chromebookで使えるテキストエディタはありますが、どうせなら普段使っているエディタを使いたい。
今回はChromebookでVisualStudio Codeを動かしてみた記事となります。
目次
まずはLinuxのインストール
ChromebookでVSCodeを動かすには大きく3つのステップがあります。
- Linuxをインストール
- 日本語入力の構築
- Visual Studio Codeのインストール
まずはLinuxのインストールです。
愛用のChromebook Tab10はLinux(Crostini)対応の機種ですのでここはクリアです。
最近の機種ならほとんどが対応していますよ。
設定画面で「Crostiniを有効にする」を選択すればインストールが始まります。
インストール後パッケージの最新化を忘れずにしましょう。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y upgrade
日本語入力するためにfcitxをインストール
つぎに日本語入力のインストールです。
デフォルトではLinux上で日本語入力をすることができません。
解決のためにはfcitx-mozcをインストールします。
arm64版はパッケージにないので、Debian Buster用のリポジトリーを追加してあげることでインストールすることが可能となります。 まずは/etc/apt/sources.listに以下を追加します。
deb http://ftp.jaist.ac.jp/debian buster main
sudo apt-get update #パッケージリストのアップデートを忘れずに
リポジトリを追加したらapt-getコマンドでインストールすることができるようになります。
$ sudo apt-get install -y fcitx-mozc
fcitx -v #version情報が表示されればインストール成功
Visual Studio Code(VSCode)のインストール
Visual Studio Codeのインストールは標準のリポジトリにないのでひと手間必要です。
まずは以下のページからダウンロードを行います。
保存先はペンギンの絵があるLinuxファイルを選択します。
ここに保存したものは、Linux上からも利用することができます
すると.debファイルという名前のファイルが保存されています。
次にaptコマンドでインストールします。
ポイントは先程ダウンロードしたパッケージを指定することです。
ファイルを指定してあげましょう。
sudo apt -y install [先ほどダウンロードした.debファイルを指定]
するとoss-codeというアイコンで新しくVisual Codeがインストールされます。
アイコンをクリックするとChromebook上にVisualCodeが表示されました!!
まとめ
さいごにまとめます。
- ChromebookでVisual Studio Codeを使うにはLinux(Crostini)対応機種であることが必要
- 日本語入力は別途インストールする必要あり
- Visual Studio Codeはパッケージにないので、自分でダウンロードしてインストールする
ここまででVisual Studio Codeのインストールができました。
ただし、このままでは不便なのでつぎに設定を紹介していきます。
みなさんもChromebookでVisual Studio Codeを使ってアウトプットしていきましょう!!
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fcitx-mozcはGoogleが開発している入力メソッドです。
Google日本語入力にも使われています。