前回からの続きです。
今回はRaspberry Piを使って赤外線データを送信することを行います。
目次
RM Mini3
赤外線を送付で着る製品ですが、以前はIRKitで構築しました。
今回はRM Mini3という製品を使います。
日本ではeRemote miniという名前でeControlから販売されてます。
RM Mini3のセットアップ
初期設定のみe-Control アプリを使ってWifi設定を行います。
アプリを起動します。
初期画面でログインを求められますが、「skip」を選択します。
「WIFIパスワードを入力」画面が表示されるので、ルーターのパスワードを入力します。
「こちらは正規品ではないため、日本国内で利用できません」という表示が出るが、気にする必要はありません。
ここまででWifiの設定が完了します。
hubot から RM Mini3 を使えるように拡張する
前回設定したhubotは拡張スクリプトをインストールすることで、様々な機能追加ができます。
今回はRM Mini3を利用できるようにhubot-broadlink-rmをインストールします。
$ cd ~/homebot # hubotのディレクトリに移動 $ npm install hubot-broadlink-rm # RM Mini3を使うための拡張スクリプトをインストール $ vim external-scripts.json # この拡張スクリプトを使う旨を、external-scripts.json に明記する。 [ "hubot-broadlink-rm", # この1行を追加 : : ]
ポイントは、external-scripts.jsonに拡張スクリプトで追加するモジュールを指定することです。
hubotからRM Mini3を操作する
インストールが成功すると、hubotを起動時にRM Mini3への接続がヒュウ持されます。
$ bin/hubot # hubotを起動 INFO hubot-redis-brain: Using default redis on localhost:6379 INFO hubot-redis-brain: Data for hubot brain retrieved from Redis Discovered Broadlink RM device at xxx.xxx.xxx.xxx (xx:xx:xx:xx:xx:xx) # RM Mini3への接続を確認
次にRM Mini3の操作となります。
まずは赤外線データを学習します。コマンドは以下となります。
homebot> homebot learn tv:on # 今から受信する赤外線データに「tv:on」という名前で覚えるように指示 homebot> ready tv:on # RM Mini3 が赤外線を受信できる状態になった # ここでテレビのリモコンの「電源ボタン」を押すと set tv:on to 0e0f...ed050 # 学習完了となります。
これで赤外線データを学習しました。
次に学習した赤外線データを送ります。送るコマンドはsend〜となります。
homebot> homebot send tv:on # 「tv:on」の赤外線データを発信するように指示 homebot> sent tv:on # 発信成功してテレビがつきました。
これで成功です。同じようにlearnコマンドでxx:yyと名前をつけていくことで赤外線データをどんどん覚えていくことができます。