ガジェット大好き管理人です。
以前IRKitを使ったおうちハックを記事にしました。
今回はさらなるおうちハックのため、まずは自宅サーバーを立てる話となります。
サーバーはラズパイ
おうちハックサーバーを立てるにあたって今回はラズパイを導入することにしました。
ラズパイであれば、とても小さく自宅で嫁プレッシャーも最小限にすることができるからです。
前から興味があったのもありますけどね。
購入したのは以下のRaspberry Pi3となります。
事前に必要なもの
MicroSDカード。8GB、かつ、Class4以上が推奨。
SDカードに焼くためのソフト。Etcherをダウンロードしてインストールしておく
USBキーボードとHDMIで接続できるモニタ(テレビで代用可) ※SSHを有効にするまで利用するもの。
bootイメージの作成からRaspberry Piの起動まで
まずはbootイメージの作成です。必要なのはmicroSDカードとEtcherになります。
目次
microSDカードへの書き込み
Download Raspbian for Raspberry PiのサイトからRaspbianをダウンロードして解凍します。
microSDへの書き込みはEtcherというソフトを使います(当方Mac)
Etcherのサイトでダウンロードしたソフトを起動して、Raspbianのイメージファイルと書き込み先のMicroSDを指定して書き込みます。
書き込みが完了したらmicroSDをRaspberry Piに差し込んで起動します。
Raspberry Piには、USBキーボードとHDMIケーブルでモニタを接続します。
Raspberry Piの設定
Raspberry Piへログイン
初回ログインのユーザとパスワードは以下となります。
初期ユーザー名:pi
初期パスワード:raspberry
無線LANの設定
無線LANのパスワードを設定します。
$ sudo sh -c 'wpa_passphrase "ssidxxxxx" "password" >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf' ※ssidxxxxx というSSIDにパスフレーズpasswordで接続する例。
raspi-config による設定
Raspberry Piの設定は専用の機能で実施します。
$ sudo raspi-config
Timezoneの変更
Timezoneを選択して、Asia->Tokyoと選びます。
Localeの変更
Change Localeを選択して、ロケールをja_JP.UTF-8 UTF-8を選択します。
システムの言語も変更するか聞かれるのでYesと答えます。
sshdの有効化
Interfacing Options->sshと選択して、Yesを選びます。
Rasbianのパーケージを最新のものに更新
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get dist-upgrade # OSのアップグレード
本体のファームウェアのアップデート
$ sudo rpi-update
いったん完了
ここまでで一度再起動を行います。
$ sudo reboot
ここまできちんと実施できていればsshで接続することができるので、これからはMacでつなぎます。
$ ssh pi@raspberrypi.local
ユーザーの変更
つぎにユーザを初期ユーザ(Pi)から変更します。
まずはユーザの追加です。
$ sudo adduser username(例 新規ユーザー:username)
つぎに、ユーザPiに設定されているグループを作成したユーザに追加します。
まずは初期ユーザ(Pi)のグループを確認します。
$ groups pi
作成したユーザにグループを追加します。
$ sudo usermod -G pi,adm,dialout,cdrom,sudo,audio,video,plugdev,games,users,input,netdev,spi,i2c,gpio username
作成ユーザにちゃんとグループが追加されたか確認します。
$ groups username
作成したユーザにログインできるか確認します。
$ su username
パスワードを入力してユーザが変更されればOKです。
初期ユーザはセキュリティを考慮して削除しておきます。
$ sudo userdel -r pi
ここまでRaspberry Piの設定は完了です。
さいごに 次回予告
途中何度かミスりましたが、しっかり手順を踏めば誰でもできるかと思います。
次回はおうちハックのためのHubotの導入を紹介したいと思います。