先日ネットを巡回していたら、アメリカのAmazonでプライム・ワードローブの正式スタート間近であるとの記事を見つけました。
アパレル用品をネットで買うのは抵抗のある管理人、その理由とプライム・ワードローブの日本導入を考えてみました。
プライム・ワードローブ
プライム・ワードローブのキャッチフレーズは「買う前に試着できます(you can try things before you buy them.)」です。
ファッションでネットを利用するのに私が躊躇する一番の理由は、実物を身につけてみないとわからない、ことです。
プライム・ワードローブの一番のポイントは、7日間であれば、往復ともに送料無料という点です。
返品が無料になれば、試着する障壁が下がり購入をする機会が増えると思います。自宅が試着室となり、プライム・ワードローブの名前通りとなりますね。
日本の返品状況
いっぽうの日本ではどうでしょう。
ユニクロやZOZOTOWNなど多くの会社は返品無料のサービスは実施していないです。
ZOZOTOWNは、以前には送料無料のサービスをしてましたが廃止されてます。 返品についても、すべての商品が返品できるでなくセール品などは返品不可のものも多いです。
気軽に試着してみるのはハードルが高いですね。
米国では、アパレル分野は一番のカテゴリー
アメリカの調査会社のレポートによるとアメリカのネット販売でアパレル分野は一番のカテゴリーとなっています。
去年にWalmartは、靴の通販サイトであるShoeBuy、高級紳士服ブランドのBonobos、女性向けファッションのModClothを買収しています。
実物を見につけてみないとわからない、を解消するためにもアパレル分野のECサイトと実店舗をもっているWalmartは親和性も高いですね。
Walmartが積極的に投資するのも理にかなっていますね。
以下の記事では、アパレル分野の割合が増えているのは、Amazonのプライム・ワードローブの送料無料も貢献していると分析されてます。
プライム・ワードローブの日本導入は
まずはプライム・ワードローブが日本に導入されるか?ですが、現時点では難しいでしょう。
理由は、人件費高騰による物流費の高騰です。
プライム・ワードローブが開始されれば小口輸送は確実に増加します。配送料金の値上げが実施されている現在において、そのままの導入は難しいでしょう。
日本導入に際しては、1回あたりの点数を増やしたり最寄りの営業所にユーザが商品を持っていく、さらにはコンビニと提携して返品に関する物流会社の負担を軽減させる新たなサービスの開発が必要でしょう。
さらにさきには、自動運転技術が発達すれば一気にイノベーションが起こるかもしれませんね。
物流費の高騰は以前記事で話題にしてます。
少し調べてみましたがアパレル分野はイノベーションのネタが潜んでますね。実物を身につけてみないとわからないをどこが解決するのか?消費者として今よりもっと便利な世の中になるのを期待したいです!!