こんにちわふぉとらだです。
コロナ禍で旅行など外出する機会がめっきり減ってしまいました。
それに伴い、カメラを持ち出す機会も同じく減ってしまいました。
これではいかん!と新たな刺激を求めてこれまでとは異なる撮影対象に取り組むことにしました。
それは野鳥撮影です。
目次
きっかけはステイホーム
ステイホームで旅行ができなくなってはや一年。
街スナップも難しく撮影する機会が激減した一年でした。
新年の目標にも、今年は撮影機会を増やすことを目指すことを掲げ、新たな撮影対象を模索してました。
ポイントは、自宅近くで撮影できるもの。
近くの洗足池は都内有数のパワースポットで、野鳥を始め多くの生き物が生息しています。
私自身、野鳥など素早い動きものは苦手意識を持っていました。
新しい挑戦、ということで今回トライしてみることにしました。
カワセミ撮影がはじめの一歩
野鳥撮影を始めた2021年の3月ごろ、洗足池でカワセミが出没するようになリマした。
これも何かの縁。毎週末早朝に撮影を始めました。
実際に撮影してみるとなかなかに歯応えがある被写体でした。
カワセミ撮影で難しいこと
動きが予測できない。
同じ動きものでもスポーツとは全く違いました。
スポーツはルールがあるので、動きをある程度予測することが可能です。一方で生き物は予測がしにくいです。
池の小魚を捕食するのに30分ずっと待つこともあります。ふと気を抜いたときにダイブすることはよくありました。
ファインダー内に対象を捉えられない
野鳥撮影だと400mm以上の焦点距離を使うことになります。
超望遠になるとファインダー内に野鳥を捉えるのはかなり困難でした。
少しカメラを振っただけで、ファインダーから被写体がいなくなってしまいます。
さらに一旦ファインダーから外れてしまうとファインダー内に戻すのはかなり困難です。
撮影初日に目の前でカワセミがホバリングしてくれたのですが、私自身が興奮してたのもありカワセミをファインダー内に捉えることが全くできず、撮れ高がゼロなのは心が折れそうになりました。
単純にスキル不足ですけどね。
カワセミ撮影で導入した機材
ガジェット好きとして、スキル不足はガジェットでカバーするべき!!
そんなわけでカワセミ(野鳥)撮影のために新たな機材を2つ導入しました。
ドットサイトセット
ドットサイトの導入が歩留まり向上に一番貢献してくれました。
ドットサイトとは?
サバゲーなどで長距離のターゲットに照準を合わせるための照準器です。
照準器のスクリーン中央に赤いターゲットが表示されます。
ターゲットをレンズの光軸が向いている方向と事前に合わせておくことで、照準器のターゲットマークを被写体に重ねるだけで被写体が画面中央に収めることできます。
出典:OLYMPUSのwebsiteから
このドットサイト、使いこなすには両目を開けて被写体を見る「両眼視」をマスターすると野鳥撮影スキルがもう一段レベルアップできます。
右目はファインダー、左目でドットサイトを見ます。
そうすることで左目で被写体を追いかけながら、右目でファインダー内で被写体を詳細を確認することができます。
最初は難しいですが、練習をしていくことで両眼を使うことが可能になります。
両眼視ができるようになると、カワセミの突然の方向転換にも食らいつくことができるようになりました。
ビデオ(フルード)雲台
二つ目に導入した機材は、ビデオ雲台です。
手持ちでカメラを振ると、画角が狭いためにガタ付きがひどくてぶれの多い写真となっていました。ビデオ雲台を導入することによって適度なトルクがあり滑らかな移動が可能となります。それによってぶれの発生を抑えることができる。ということになります。
さらにカワセミは、いつ飛びたつか予測不能。
待っている間ずっとカメラを構え続けるのは疲れる。その点でも雲台の導入は良かったです。
導入したのは、評判のよいマンフロットのMVH502AH。
私が利用しているマイクロフォーサーズのPanasonic LUMIX G9とOlympusのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20
3キロ以内のコンパクトな構成なので小型のフルード雲台で十分。
雲台のサイズとのバランスをとってMVH502AHとしました。
この二つのギアによって、ファインダー内に被写体を捉えるのと、ブレの防止ができるようになりました。
撮影記録
都合1ヶ月ほど、7−8回撮影することでスキルアップの記録です。
初めは、飛んでいる姿を全くファインダーに捉えられませんでした。
取れたのは、飛び立つ瞬間のみでした。
機材を導入してから撮影したもの。
ドットサイトを導入することで飛行中の姿も捉えることができるようになりました。
すると俄然楽しくなってきました。
念願のホバリングの写真もとれるように。AFの癖を理解することでピンも抜けなくなりました。
最後に
初めに難易度の高いカワセミ撮影から入ったことで、自分の頭で色々考えることになり結果的にスキルアップまでの時間は短縮したのではないかと思います。
残念ながら、いつもいたスポットからカワセミがいなくなってしまいましたが、野鳥撮影に慣れてきたので他の鳥も撮影していこうと思います。
使っている機材はこちらです。