こんにちわふぉとらだです。
フルサイズカメラ熱が盛り上がって来たのは前に記事にしました。
と思ったら次の記事ではスマホでいいのではないか?と横道にそれたりもしました。
機材入れ替えを念頭に持っている機材を整理したりもしました。
そんなこんなで何にするかを悩みがづづけていたら、Panasonicもフルサイズに参戦したりもしました。
そんなこんな悩んでいましたが、ついに新しいカメラを購入しました。
今回購入に至った理由をまとめたいと思います。
同じようにマウントで悩んでいる人の助けになればと思います。
目次
購入したのは、PanasonicのG9Pro
最初に購入した機種はPanasonicのG9Proです。
フルサイズに心寄せていましたが最後はマイクロフォーサーズマウント継続となりました。
カメラのフォーマット、フルサイズ神話にひとこと
なぜマイクロフォーサーズにしたのか?いろいろと理由はありましたのでいかにまとめたいと思います。
- コストパフォーマンスが良いレンズが多い
- 手ブレ補正が良い
- 被写体深度が深いことによるメリットのほうが大きい
- 暗所は実は大差ない?
順に説明していきたいと思います。
コストパフォーマンスの良いレンズ郡
マウントが小さいのがメリットとなっている点ですが、同じスペックのレンズであればより小型なサイズのレンズを手に入れることができます。
特に望遠系はそのメリットが大きいです。
私の愛用レンズである40−150mmは換算80-300mmですがコンパクトなレンズとなります。
フルサイズで同じスペックのレンズを手に入れようとすると重量がまず違います。。。
さらに今年2倍テレコンバーターも発売され、換算160-600mm/F5.6となりさらに魅力が増しました。
野鳥などを撮ろうと思うのであればマイクロフォーサーズマウントは良い選択になります。
手ブレ補正性能がよい
オリンパス、パナソニックともにマイクロフォーサーズマウントのカメラは手ブレ補正がとってもよく効きます。
スペック上も5軸補正でDual IS2対象のレンズとセットなら6.5段の手ブレ補正が効きます。
実際に使っていても手ブレ補正がかなり効いているな、という印象を持っています。
被写体深度が深いことによるメリット
「マイクロフォーサーズはボケない」と言われますが、裏を返せば「ピントのあう部分が広い」ということになります。
これは実は大きなメリットとなります。
三脚を使って撮影するような風景写真などであれば良いですが、スナップ写真や子供などの動きのある被写体を撮るときにはある程度ピントの合う範囲が広いほうがよいです。
ピントを合わせるためには、レンズの絞りを絞ることになりますが、これはシャッタースピードを遅くしたりやISO感度を上げることになり被写体ブレやノイズの発生につながります。
メリットとデメリットは紙一重。カメラの世界は奥が深いです。
フルサイズのほう高感度特性が高い?
よく言われるのが、フルサイズは光の受光面積が広いので高感度特性が高いということです。
ただこれは本当でしょうか?
先の被写体深度と関連しますが、 ピントを合わせるために「絞る」と結果として「ISO感度」をあげないといけなくなります。
つまり「同じ被写体深度(ピントの深さ)」を確保しようとするとフルサイズのほうがISO感度を上げることが必要になるということで、言われているようなISO感度のメリットは相殺されると考えます。
とろけるようなボケは諦めるしかない
マイクロフォーサーズとフルサイズで明確に違うのは、「ボケの量」となります。
ピントのあう場所以外がボケていると、被写体を際立たせることがで写真が上手になった気がします。
私もこの魅力に囚われてレンズはF値が低い単焦点だ!!となっていた時期もありました。
でも写真を撮っていくとそんなシチューエーションが実際にどれだけあるのか?ということがわかってきます。
ポートレート撮影など人物をメインで撮るひとであればボケは必要になります。
自分のようにスナップ写真がメインでいるひとであったりするとそこまでボケは必要ないとも思えます。
望遠レンズを使っていればマイクロフォーサーズでもボケを得ることはできます。
むしろこどもや動きものの写真を撮るにはボケないことが大切であったりします。
マイクロフォーサーズの中で、G9にしたのは?
そんなこんなでマウントはマイクロフォーサーズを維持することに決めました。
次にボディをG9Proにした理由となります。
なにより価格が安い
まずは価格となります。
同等のスペックのE-M1mk2と比べて3万ほど安いです(ちょっと前は更に差は広がってました)
レンズはオリンパスが多かったですが、パナライカを使ってみたかったこともあるのでオリンパスにこだわる理由はありませんでした。
このスペックが10万円代前半で購入できるというのは嬉しかったです。
オートフォーカスの速さ
オートフォーカスが速いことも理由の一つでした。
オートフォーカスは大きく「コントラストAF」と「位相差AF」があります。
精度はコントラストAFのほうが優れていますが、速度は位相差AFのほうがよいと言われてます。
ですので、ソニーを含めた高価格帯のカメラは像面位相差ができるイメージセンサーが使われていることが多いです。
脱線しますが、像面位相をできるイメージセンサーはSONYがほぼ市場を独占しています。ソニー復活のひとつとなってますね。
ただPanasonicは頑なにコントラストAFを採用してます。速度についても実際に使ったところわたしは遅さは感じませんでした。
さらにソニーのカメラの独壇場のようになっている瞳AFや人体認識AFも実はG9Proでも実装されています。
最近のアップデートでさらに動物認識AFも実装されております。
しっかりとした作り
10万円前半の価格帯でありますが、さすが「Pro」と名がついているだけありボディの作りはしっかりしています。
全体の質感の良さはPro仕様となります。グリップもしっかりとしており望遠レンズをつけてもきちんとホールドできます(その分、マイクロフォーサーズなのに大柄というのは人によってはデメリットになるかもしれません)
バリアングルモニターも実装しており、ファインダーを覗かずに様々なアングルで冊園できるのも良いです。
自分の方を向ければ自撮りもできます。ソニーのαシリーズは上下のチルトモニターなので自撮りはできないのでメリットになります。
SDカード2枚差しができるのもPro仕様です。更にどちらのスロットも高速規格(UHS-II)に対応してます。高価格帯機種でもダブルスロットどちらもUHS-IIなのはじつは少なかったりします。その点でも「Pro」仕様と言えますね。
シャッターフィーリング、レリーズが浅い
シャッター周りのフィーリング通いのも理由です。
まずはシャッター音。高周波の音で「カシャカシャ」となると撮影リズムが崩れるのですが、ボディの剛性が良いのもあるのかしっとりとしたシャッター音となります。
シャッターレリーズが浅いのも好みです。ウェブでは「フェザータッチ」という評価もありますが確かに浅いです。
レリーズが浅いと押し込みに力がいらないので手ブレを抑制することもできますのでありがたいです。
おまけ
最近のアップデートで動画機能も強化されました。先に説明した動物認識AFが実装された他にも別売りのキーを購入することでLog撮影も可能となりました。
静止画だけでなく動画カメラとしてもスペックアップしています。
さいごに
そんなわけでG9Proは愛用のカメラとなりました。
それまでは初代E-M1を使っていましたので、カメラ機能がかなり向上しています。
すべての機能が使えていないのでこれから練習していきたいと思います。
フルサイズに傾いていた自分でしたが、用途を考えてマウントは選ぶことが大切かと思います。
いずれフルサイズに移行するかもしれませんが、いまはマイクロフォーサーズで満足です。
ボディを新調したので次はレンズかな。。。
愛用のレンズです